日常

日常#2 染まるよ

 

ブログには書いていなかったけど、初めての彼氏とは別れた。3月末のことだった。
別れた原因は自分の中で消化出来たら、いずれ書くかもしれない。

そして最近、新しい彼氏ができた。
本当は新しいなんて形容詞つけたくないのだけど。

今回はそんな彼との、とある日曜日のデートのお話。

 

 

この日は栄でデートするって決まっていた。

彼はつい先日までアパレルで販売員をしていた。そんなこともありとてもお洒落。
まだまだビギナーな僕には高くて入りづらいお店に連れてってくれるというデートだった。

彼は僕の知らない世界、僕が知りたい世界をいっぱい知っている。
彼に染まることで僕はなりたい自分になれるのかもしれない。

いつもよりちょっといい服を選んで、彼にもらったおさがりの香水をつける。
おさがりと呼ぶのが申し訳ないぐらいのマルジェラの香水。自分では到底買わないし、僕なんかには勿体無いとも思う。

だけどつけると少しだけ彼に近づけた気がする。彼からもらっただけなのに。

 

 

昼過ぎ、電車で10分の彼の家に行った。前の彼氏は京都だったから1時間以上はかかった。それが10分、230円。
やっぱり新しい彼氏なのだ。

まずはずっと行きたいと思っていたマルジェラの路面店へ。それから1LDK。

彼は行きつけらしく、店員と仲良く話している。こういう人になりたいとずっと思っていた。
彼の存在を心強く思いながらも、遠くに感じる。

 

その後はパルコへ僕の夏服を買いにいった。

気がつけばこの頃全然服を買ってない。これまでの服は飽きてきたし、自信を持って彼の隣を歩けるようになるための新しい服が欲しかった。

いつものお店を軽く見たが、どこもピンとくるものはない。
セールも中盤。いいものはみんな売り切れている。

困っている僕に、夏服ならISSEY MIYAKEがいいよと彼は教えてくれた。
これまでの自分じゃ到底手を出さないISSEY。実はこのところ、このブランドが気になっていた。

 

彼の影響で見た2020SSのパリコレで特に印象的だったのと、彼は上から下までISSEYで大学に行っていたくらい好きだと聞いていたからだ。
その日彼が着ていたシャツも大学生の頃に買ったISSEYだった。

 

ISSEYを着ることは、彼に近づくには打ってつけの手だった。

試着をお願いするのはやっぱり恥ずかしかったけど、彼が背中を押してくれた。

結局即決で買ってしまった。それくらい良かった。今まで一番自分がかっこよくなれた。
全て彼のおかげだった。

 

その後はオクトーバーフェストというイベントに向かった。
途中、NRP(名古屋レインボープライド)のパレードを見かけた。

そういえば僕達ゲイじゃん。
彼とISSEYで満たされていた僕はパレードを見てようやく気づいた。

 

 

そして夜、カラオケに行った。
僕は苦手で歌わないので、彼が歌ったり休憩したりを繰り返していた。

歌っていない時のDAMチャンネルにはよく知らないミュージシャンが代わる代わる登場する。
そこに出てきた何とかというバンドは、MCに思い出の曲を聞かれ、なんと「チャットモンチーの染まるよ」と答えた。

 

僕と彼が2回目に会ったとき、それは僕達が付き合う前のとき、タバコを吸う彼とこんな話をした。

僕「タバコってなんかいいよね。いい曲かけそうな感じする。」

彼「そうだね、、、、、タバコといえばチャットモンチーの染まるよなんかいいよね。」

僕はまさしくこの曲を思い浮かべて彼に話していたのだ。彼と心が繋がった瞬間だった。
人と話していてこれほど心地いい経験はしたことがなかった。

その日以降、久しく聞いていなかったこの曲を何回も聞いた。
実は彼もそうしていたらしい。

 

そんな2人を繋げた曲が急に挙げられ、思い立ったように彼はデンモクを手に取った。

 

 

以上、日曜日のデートのお話でした。

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名古屋大学に通う理系大学生。
このブログではこれまでの経験をもとに、
ゲイである僕の生き方や考え方について書いています。

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